雪の積もった峠で100km/h!!
わたしはボアアップハスラーに乗って過ごしていたが、大学2年も終盤にきて来年には卒業を控えていた。(短大なので)
バイトで貯めたお金と、FZ400Rで事故をしてしまった友人から弁償で受け取ったお金があり、来年就職する事を考えて次は車を買うことにした。
その頃わたしが一番欲しかった車は、DR30 鉄仮面スカイライン RS-X TURBO Cだったがまだまだ高く240万以上して、ちょっと手が届かなかった。

西部警察に出ていた赤黒ツートンのマイナー前のRS-TURBOも好きだったが、真っ白の鉄仮面がどうしてもよかった。

この頃になると、周りの友達も就職を考え、次々とバイクから車に変わっていった。
冬のある時、友達から雪山を走りに行っている話しを聞いた。
わたしが通っていた大学の近くに、ダートラやラリーで有名なショップがあり、そこのドライバーなんかも走りに来ていて、雪の上をかっ飛んでいくという。
わたしはすごく興味がわいて、その友達に連れて行ってもらうことにした。
友達の車はTE71 カローラGTセダン。

レビン、トレノと並んで、走り屋に人気の車だ。
4点シートベルトが付けられており、足回りも換えられてハードな乗り心地で、その気にさせられる。
当時はスタッドレスタイヤはまだなく、スパイクタイヤやスノータイヤが一般的だった。
友達は競技用のラリースノータイヤを履いていた。通常のスノータイヤよりトレッドパターンのブロックがごつごつしていて、その分ロードノイズが結構すごい。
夜の食事を終えた頃、友達が車で迎えに来てくれ、かつてFZ400Rで走っていた峠へ向かった。
その時は街中から雪があったが、街を抜け山に入っていくと、どんどん雪が深くなっていった。除雪はされているので路面はきれいな圧雪で、道路の両側には雪の壁ができている。
山道に入り、友達がペースを上げてきたと思ったら、その時は突然やってきた。
コーナーの入り口でフェイントをかけ、テールを流して横向きに走り始めた。
な!なんだ!?
コーナーは左なのにハンドルは右に切って、フロントガラスの前の景色は先の道路ではなく、コーナーイン側の雪の壁が右から左へ流れていく。

おもしろい!
バイクでは経験したこと無い感覚だ。
車は右へ左へテールを流しながら、コーナーをクリアして山を登っていく。
頂上まで行き、一緒に来た他の車が全部上がってきたら、ユーターンして今度は下りへ。この頃はまだABSなんてものはないので、絶妙にブレーキングしたり、ポンピングブレーキを使ってフロントに加重し、テールを流して向きを変えていく。
こんな雪の積もった山道で、友達は80km/h以上出す。
すげーな。
何度か往復して、山の中腹にあるパーキングスペースに入って休憩していた。
すると下から明るい光が上ってくるのが見えた。

友達が「あ、来た!」
ラリーショップの車が上がってきたのだ。
そして・・・
つづく~
「激レアさんを連れてきた。」 2020年7月4日(土)で紹介されたダチョウのチカラ↓
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